久しぶりに明日、日本に帰る。10日ほどだけれど、まあ旨いものでもたくさん食べて元気つけようと思う。とにかく、こっちにいるとほとんど和食はない。またはあっても種類はないし、味は半分程度の完成度、それでも料金は日本の倍。ということで、和食をはじめ世界の味の食道楽を期待するけれど、こういうときは日本はいい。なんたって味は宝庫のように様々あるし、娯楽も無尽蔵。
1989年、初めてイギリスに行ったときは驚いた。うまいものどころか、レストランでもろくなものもなく、食生活は極めて質素。これが先進国かとおもうような現状に驚きまくった。で、それが1989年。
ということはビートルズの連中があそんでいた60年代というと、相当惨たんたる状況だったのは想像できる。ほとんどフィッシュアンドチップス程度だったんじゃないかって。特にリバプールなんていうのはほとんど「外食」なんてのも期待できなかったはずだし。
食に限らずおそらくぜいたく品はほとんどなかったような時代だったのだ。それで、アメリカだの世界だので何が起きてるかさえ知らないのに、突然アメリカで爆発して、世界旅行の連発。
変な興味があるのは、世界旅行で仮にいいことってなんだったんだろう。彼らはよくコンサートはもうコリゴリっていってたから、それはなしとして、美味い食い物か?美女か?観光か?
観光は興味なさそうだ。でも、オランダあたりでは相当夜遊びしてジョンあたりは売春宿から這い出てきた写真もあるようだし、それも楽しんだろうな、若いから。でも、食い物もおそらく興味なかったんじゃないかな?彼らがインタビューでもなんであっても食い物の話をしてるのはほとんどない。せめてベジタリアンになったという程度。
で、俺はというと日本に帰るというと、すぐ、メシ。これじゃ、パターンが違いすぎるって。メシより大切なこともあるだろうに。わかっている、それはわかっている。痛いほど。でも、避けられないのがメシ。だめだ、これって現代病じゃねえか?だってイギリスではなんにもなくてもOKだし、今だって和食も食べなくても毎日やっていけるのに、一度美味な味を知ると思い出しただけで食いたくなる。だからデブが増える。
60年代イギリスロックミュージシャンにデブがいない理由、なんとなくわかる。つまり、美味い食い物がなかったのだ。食わないならデブにならないって。だって、その頃アメリカじゃしっかりデブはいたから。
ビートルズに1人でもデブがいちゃ、アイドルは務まらなかったろう。俺はアイドルじゃない。だからこれでいい。さあ、メシ食うぞ!
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