サラリーマン脱出騒動?アホラシイ

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 実は、すでに会社勤めをやめて15年が過ぎようとしている。なんとまあ、よくも独力でここまでこれたものだ。奇跡かもしれないくらい幸運だ。なんの当てもなくカッコつけて独立して、本当になんとか、なんとか、だった。

 今思い出すと、会社に入るときはがんばって会社で「デキル」人間になろうとした。でも、才能はなかった。組織はむかないのだろうと思ってサラリーマンと決別しようとしたが、最初は何をすればでは食っていけるかさえわからなかった。サラリーマンを脱出するのはかなり体力と気力を要した。当然だけれど、不安もよぎった。

 なんだ、この話は?社会科の話か道徳の授業か??いや違う、違いすぎる。問題は、こんな悩みを抱えていたことを思い出して、どうしようもなく凡人の極みを見た。今日は落ちた。久々に自分でも落ちたのがわかった。いろいろあって、面倒が重なって、落ちていったら、結局は自分の「凡人論」になった。まいるぜこれは…

 
 考えてみれば、ビートルズの連中も相当頭はいいけれど、彼らは最初から社会の枠などは気にしていなかった。最初から音楽。最初から社会人なんて言葉もないし、そして目的は音楽。若いとき、青年期からずっと迷わずそれ。そして成功。結果論かもしれないけれど、これこそ才能を持つ身の許せる技じゃ。
 どんな成功者も結構道を決めるときは悩むもの。ミックジャガーもプロに足を突っ込むのを相当戸惑ったらしいし、なにかしらの迷いは多くの普通の人間は持つ。しかし、奴らはそれがない。歌って笑ってギター鳴らしてドイツ行ってロンドンいって録音してラジオで流れていつの間にか貴族の前で歌い始めてその挙句にはアメリカ上陸で大爆発。その間わずかに1年や2年の間で将来は決着。そして5年後には世界のカリスマになって神の領域に達する。
(参考まで、ビートルズは今より当時の方がはるかに神がかっていた)

 せいぜい奴らが立ち往生したのはデビューオーディションのときくらいだろう。でも結局ジョージマーチン引き当てて完全勝利。
 この人生も最高だろうなあ。もちろん悩みがあったのはわかるけれど、凡人からすると、そりゃ贅沢じゃないかいって。

 こっちはサラリーマンやめるのに四苦八苦してここまで来て幸運だなんのって。しかしアッチでは、この通りの流れるような、流しソウメンのようにしなやかな出世街道。

 自分には満足している。それは認める。なぜなら努力してなんとか好き勝手やったから。しかし、欲を言えば俺も口ずさんだ歌がラジオでヒットチャート1位を独創するような才能があったなら…1万回以上はそんなことも考えてきたが、今日あらためてそんな自分の存在に気づいた。

 ハードデイズナイト一晩で作ってきたジョン、スタジオに朝入ってバースデーのギターリフ弾いて午後にはレコーディング終了のポール。クラプトンの家でギター弾いて太陽が出てきたって歌って名曲になるジョージ。あまりに比較の対象がわるいってことだろう。そう思わんとこういうときは脱出できんって。


 
 

 
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