
ビートルズの「抱きしめたい」がアメリカでナンバーワンになった1964年、それは激動の音楽史の始まりでもあったのだろう。1月にナンバーワンになったと、すぐ1ヵ月後、彼らはアメリカに行きエドサリバンショーで70%超えの視聴率をとり、まさにあっという間にアメリカ最大のスターとなってしまった。その速度や変革の激しさといったら、今では絶対に考えられない事実。そのくらい衝撃であったし、ビートルズのような新しい才能あるヒーローが必要な時代だったのだろう。(The Beatles: The First U.S. Visit
その1964年、彼らはイギリスに戻り映画「ハードデイズナイト」の撮影に入り、その映画もまた途方もないヒットを記録しレコードは宝石のような名曲で埋められていた。
その年は凄い年だった。だけれども、もっと凄いのは、考えてみると、一大アイドルの連中が、わずか1年後にはラバーソウルで方向転換、そしてそのまた1年後にはリボルバーで革命、そしてまた1年後にはサージェントペパーで完全なるカリスマになってしまうこと。「抱きしめたい」のヒットからわずか3年。たった3年でサージェントペパー。
これは、今これだけ情報が氾濫しいろいろなものが見える時代になったときですら、とても信じられないスピード。
これは2度と起きないだろうなあ。
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