リンゴスターの本とドラムの話

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 ビートルズからのラブ・レター―4人がやりとりした51通のポストカード POSTCARDS FROM THE BOYS。これはリンゴスターがビートルズのメンバー4人とやり取りした手紙が本となって公開されている。リンゴは当然だけれど、一番グループでは目立たない存在で、一番後でビートルになった人で、ドラムは天下一品だけれど、作曲や音楽の才能は他の3人よりは少なかったのも事実。なので、グループの中ではいつも一歩引いた感があった。
 ドラマーなのでドラムさえあれだけの録音が残せたなら僕はなにも文句はないし、実際に当時のドラマーであれだけ革新的な業を持っていたのもリンゴくらいだった。後でさらに技巧派のドラマーはきりがないくらい登場したけれど、1965年にレインをたたけたのはリンゴだけ、そう思っている。
 
 ドラムの話はそのくらいにして、このビートルズからのラブ・レター―4人がやりとりした51通のポストカード、リンゴスターと他のメンバーがどんな関係だったかがわかって僕は面白かった。リンゴスターはこの中の手紙にあるような、精神的な浄化作用をグループにもたらしていたのだろう。なんたってあと3人はゴリゴリのエゴもあって才能を競い合っていたから、リンゴスターのように最初から「おまかせします」という態度のメンバーはむしろ歓迎されたのだろう。とにかく、この本の中の彼らのリンゴとの関係はどれもがほのぼのとしていていい友人関係の一面が見えるものが多い。

 ジョン、ポール、ジョージとも「リンゴはロック界で最高のドラマー」といっていたけれど、それはお世辞じゃなかったのだろう。実際にビートルズのバックを出来るには相当器用じゃないとならなかったし、リンゴのようにすぐなんでも対応できるドラマーが必要だったのだろう。膨大な過去のリハーサル録音を聞き返したマークルイソンが言っていたけれど、「リンゴはほとんどドラムミスがなかった真に優秀なドラマー」というのは本当だろうし、ジョンレノンが「奴のドラムをバックに歌うと俺が引き立つ」というのも真実だったのだろう。

 そんな信頼関係がこの4人がやりとりした51通のポストカード POSTCARDS FROM THE BOYSからは見えてきたりもする。

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