
ポールマッカートニーがちゃんと自分で語って監修して書いた本がある。ポール・マッカートニー―「メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」
もちろん僕はファンだからちゃんと読んだので、しっかりファンには推薦したい。ポールマッカートニーファン、まあせめてビートルズファンならうなずいて読めるかもしれない。
とにかく、ポールマッカートニーはこれを読むと、奔放に荒々しくもそして好き勝手やりながら音楽を作り続けてきたこともよくわかるし、ポールマッカートニーこそがジョンレノンと双璧の関係のような存在だったこともよくわかる。ジョンレノンは自分のストーリーは相当テレビでも本でも語っているけれど、ポールはあまり語ろうとはしなかった。しかし、アンソロジーやこの本で解散から20数年以上を経てやっと自分自身やジョンレノン、ジョージやビートルズを語ったわけだ。
ジョンレノンはポールとは違って…という話は日本でも世界でもよく外野が批評しては語る。しかし、そんなことは全くどうでもいいこともこの本を読むとよくわかる。なぜならポールとジョンは、本当に仲が良かったのだ。そして彼らはともに世界を動かした才能だったのだ。日本で解説を書いている松村雄策氏の言うとおり、「ジョンは激しく、ポールはバラード、なんて言ってる連中はほっておけばいい」というのは至極正しい。
ポールマッカートニーこそジョンレノンと対等に音楽で仕事ができた唯一の人間であり、ジョンがその実力を尊敬した人物だったのも読んでみて改めて実感した本だった。僕にとっては、4人全員が素晴らしい才能をもったミュージシャンだったと思っているし、この本でポールがジョンを心から今でも尊敬し真の友人として思い出すことが何より嬉しい。ジョンとポールは親友だったのだ。
また、インマイライフだけはジョンとポールがともに自分が主体的に書いた、といっている曲というのもとても「嬉しく」読んだ。当然どちらかの記憶は間違っているのだろう。そんなことは僕はどうでもいい。ただ、それだけ2人の才能は「似ていた」ということ。自分の曲も相手の曲もどちらも自分が好きな曲だったという事実。あれほどの才能がありながら相手を認め合っていた少しばかりの証拠のような気がした。
ポールは今でも時々言っている。「世間じゃジョンはこうだった、ポールはこうだった、っていうけれど、それはどれも真実じゃない。なぜなら、だれも、誰一人として僕とジョンの間にはいなかったから。そのときジョンと一緒にいたのは僕以外にはいなかった。真実を知るのは僕とジョンだけだ」。これに尽きる。正しい。彼らこそが証人であったし、誰かがそれを否定して批評しても全く意味もないことだ。
この本にはポールが見た真実のビートルズがある。ポールがジョンとあの教会で出会ってくれたことに心から感謝したくなった。じゃなかったら、僕の人生に「感動」は起きなかったのもしれない。心からその偶然に感謝したい。ありがとう。
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Beatles Diary
この記事へのコメント
良いクリスマスが迎えられた事を切にお祈りいたします。
はじままして。「世間じゃジョンはこうだった、ポールはこうだった、っていうけれど、それはどれも真実じゃない。なぜなら、だれも、誰一人として僕とジョンの間にはいなかったから。そのときジョンと一緒にいたのは僕以外にはいなかった。真実を知るのは僕とジョンだけだ」。 このくだりは最高です。 本当に外野はどうでもいい。 彼らは共に素晴らしいミュージシャンで、友だったということですよね。でないと、あの音はでません。 私はそう思いますが・・・。
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