ジョージハリスン・マウイ島ハナと慈愛の輝き

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 ハワイは僕の大好きな島だ。かつてはここに少しばかり住んでいたし、おそらくハワイには50回は足を運んだだろう。なにがいいかって、やはりハワイの気候や人、そして音楽、ということになるだろうか。

 ハワイではいちいち難しい音楽の理屈だったりアーチストの話だったりもほとんどしない。そんな場所じゃない。ハワイに住んでいることそのものが浄化作用であり、ユートピア状態のようなものだから、そんな会話もする必要もない。僕にとっては、そこは心が解放される場所なのだ。
 ジョージ・ハリスンはかつてマウイ島に別荘をもっていた(今もおそらく残っているのだろう)。そこはハナといわれるマウイ島の人里離れた裏側。素晴らしい場所だ。ジョージハリスンがいたからという理由だけじゃなく、僕はそのハナが大好きなのだ。まさに天国のような美しい景色と波音と風音だけが時の流れを告げる。そして人々は一日を毎日毎日同じように朝おきて夕暮れまでを過ごす。娯楽もなにもない。おきてから寝るまでは農作業と食事だけ。テレビすら入らないところもある。

 ジョージは僕は心の安らぎをひたすら求めたアーチストだと思っているけれど、僕はそんなジョージの側面がとても好きだし、今は余計この歳になって共感してしまう。駆け巡る毎日を若くして過ごしたジョージは、ビートルズ解散前から宗教と神の存在を最も意識していたけれど、それはジョージが物質的な世界と最も先に決別を意識したことなのかもしれない。少なくとも、物質世界だけでは安息はないことを彼は悟ったわけだ。
 ジョージはハナを愛し、そしてここでHere comes the moon(慈愛の輝き) も作っている。歌詞なんてまさにハナそのものだ。

 ホテルハナマウイという美しくも優雅なホテルがこの地に1軒だけあるホテルとして有名だけれど、これがまた泣かせるホテルだ。かつて一度だけここを利用したけれど、大げさに言えば自然と生きることの素晴らしさをここで本当に知ったような気さえする。

 ジョージハリスンはハナを愛したけれど、僕はこのハナで物質はなくても楽しみはあることを知った。少しだけジョージハリスンの気持ちがわかり始めた時期はそのときだったのだろう。今でもその地を思い出す。絶対にまたいってやる…

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