ジョンレノンのマザーの声

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昨日の夜、ジョンの魂を聞いて寝たのだけれど、それがどうもまたもや頭に一撃食らった状態になってしまった。今日一日、ジョンのあのマザーという声がこだましてた。

ジョンは、突然母親と事故で親子関係を終わったのだけれど、どうも、この声はやはりあまりに強烈に響く。この絶叫は、単に歌のために出せっていっても出てくる声じゃない。この声は、叫ばずにいられなかった当時のジョンの心境なのだろうけれど、もう狂気を通り越した生死をさまようような朦朧とした声にすら聞こえる。

僕はこのレコードは実は、高校生になって初めてきいたのだけれど、当時はなにやら理解不能。でも、今はこのジョンの声の痛さが聞いていてあまりにつらい。

ジョンはスーパースターだったにもかかわらず、こんな声を出さなければならなかった。むしろ、それまでマスクをしてこの声を出さないようにしていただけだったのかもしれない。それがスーパースターの素顔であって、声と素顔を隠したマスクがここでやっとはがされたということか…


ジョンは世界を制覇しても精神的な苦しさをもったビートルであり続けたのだろう。でも、やっと小野洋子というパートナーをみつけ、そしてショーンが加わった頃、もしかしたらジョンは彼の人生で幸福の絶頂期に差し掛かっていたのかもしれない。そんな気がする。

そのときにジョンの命が終わった。
マザーで僕の耳にこだましたジョンの声は、あまりに無情なジョンの人生を考えさせられてしまった。
真相は誰も知らないけれど、あれだけのスーパースターが、もし満足に幸福を得る時間がないままに人生が終わったとするなら、あまりの悲劇でしかない。そう考えたとき、僕は本当にジョンに感謝しなければならないと改めて思った。

ジョンは僕や世界の人のために、代わりにジョンだけが苦しみを背負って犠牲になってくれたようにすら思ってしまった。なぜなら、僕を含め多くの人たちがジョンに出会えたことでほんとうにいい人生を選択できたから。

これからしばらく、ジョンの魂は聞かないことにした。






この記事へのコメント
JOHNLENNON/PLASTIC ONO BANDが原題のアルバムにジョンの魂という邦題をつけた石坂敬一氏は凄い。このアルバムの本質を完璧に捉えていますね。このアルバムでのジョンは当時受けていた精神療法の影響で心の内面をさらけ出していますが普通の人間が同じ事をしても単なるクソリアリズムにしかならないものが、ジョンがやると時代と国境を越え人に深い感動を与えます。これは才能というよりジョンはそういう星の下に生まれた人間なのでしょう。僕は今でも「こんな時ジョンはどう考えるだろう」と思う時がよくあります。
2008/04/29(火) 23:38 | URL | 間 健治 #-[ 編集]
このタイトルは当時の東芝の石坂氏がつけたようですが、たしかにいくつか彼は洋楽名盤のタイトルでは力作?を残してますね。彼は、もともとはお坊ちゃまで入社した組のようですが、それでも力をうまく出した方のようですね。でもなんといってもビートルズ担当という運に恵まれたのは大きいでしょうけれど。
 ジョンのこの頃は、狂気の時代でしたからビートルズ解散でそれまでの鬱積がドットでたのでしょう。確かにプライマルもこの時期だったですね。
 当時は狂人だの変態だの言われたこともありますが、今はジョンがいなくなった損失感の方があまりに大きく残ります。だから、あれだけ当時批判されたジョンが、今は批判ではなく聖人でありカリスマだけの存在になったのでしょうか。
 ジョンの思考回路は独自のものでしたが、実際はわかりやすいものでした。だからあれだけガチャガチャな行動をしていても、どれもが明快だったように思います。
 いいコメントありがとうございました。
2008/04/30(水) 17:26 | URL | cavern #-[ 編集]
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