ラジオを聴いていたらロイオービソンの歌声が流れてきた。
Anything you want, you got it.
Anything you need, yuo got it.
この曲、結構好きで昔彼が生前に出したアルバムでは同時期に聞いて好きになった思い出がある。ロイオービソンというと、なんといってもビートルズが最初は彼のコンサートで前座だったわけだからほとんどは、自分の時代じゃない過去の作品だ。だから余計にこの曲は、思いでもあるのだろう。
そして、このあたりでジョージとはトラベリングウィルベリーズもやってたわけで、そのバンドではすでにジョージのほうがトリだったから、ビートルズの前座時代からは相当時の流れで勢力地図?が塗り替えられたってことだろうか。
ロイオービソンはちょっとした思い出があって、彼の墓に出向いたことがある。彼の墓は、ロサンゼルスのウェストウッドの墓地にあるのだが、マリリンモンローなどの有名人の墓もそこにある。夜にでもそこに行けば、魂の舞踏会でも開いてそうな気配だ。今はいないロイオービソンでも、彼の歌声は美しく響く。そして、その墓地で彼の生前の姿を思って手を合わせたことも思い出す。
ところで、ジョンレノンの墓は一体全体どこにあるのだろう。おそらくは、ヨーコさんとショーンやジュリアンなどの身内あたりしか知らないのだろう。「生前あれだけ忙しかったのだから、ゆっくり眠って」という意味でも、ヨーコさんは場所を明かさないようだ。一説には(本当に一説だけど)もしかすると日本にあるんじゃ?という憶測さえ流れているのだけれど。
ロイオービソンの墓地でしみじみと彼を思い出したことは記憶だ。
だけれども、もしジョンレノンの墓の前なんてたとうものなら、俺はどうなってしまうのだろうか。見当もつかない感情や、爆発しそうな鼓動に襲われるのだろうな、きっと。涙や熱いものは当然こみ上げるだろうけれど、それどころじゃないなにか複雑極めるのかもしれない。ジョンへの感謝、彼に出会ったことの嬉しさ、今はもういない寂しさ、そしてあの事件への怒り。どんな言葉をもってしてもそれは語れないものなのだろうな。
おそらくヨーコさんが、場所をオープンにしない限りは誰もそこにはいけないけれど、知らないままのほうがいいのかもしれない。
今、ジョンはもういないことは当然自分も知っているしわかっている。でも、ジョンはいまだに胸の中では熱いライブな存在なのだ。そんな人の墓を現実に見てしまったら、俺はどうなるんだろう。彼の死を完全に受け入れなければならないという、寂しさや悔しさを超えた極限の脱力感をも受け入れることになるのじゃないか…
ジョンはいないけれど、それは言葉の上でもういない、という受け止め方を抜け出したくないのだ。絶対に。
ロイオービソンには彼への純粋な思いで合掌できたけれど、ジョンにはそれは出来ない。絶対に墓に向かって合掌なんて出来ない。それだけはいやなんだ。
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