ジョージハリスンのトッポイ顔つきは世界を変えた

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ジョージハリスンの顔写真を見ていたら、恐ろしく鋭い少年期の顔に驚いてしまった。
ジョージは晩年には、辛らつなジョークこそ健在だったけれど、むしろ優しい個性も音楽やコメントに多く露出していた。なのに少年期の顔は恐ろしくシャープな顔だ。どれもがそう写っている。

子供の頃、俺の顔はむしろマイルドだったと思っている。そんな写真が多く残っているからかもしれないけれど、あまり人から顔つきがシャープだとか鋭いだとか、子供の頃には言われたこともない。でも、多くの子供は鋭さよりも可愛さや愛嬌の方が出るものだ。

ジョージの顔にはそれがない。
他のメンバーの顔写真も見てみると、リンゴはともかく、ジョンとポールも鋭い。ヤクザのように危ない顔つきをしている。

彼らが子供の頃、なにかにすストレスを感じていたのはこの顔からは明らかに読み取れる。学校や社会や職業や未来に対するストレスや不満だったのだろうか。凄い顔つきなのだ。



でも、ふと思い出すと、これがロックだったのだ。当時のロックは社会の危険因子だったのだ。なにをするかわからない危険なエネルギーと破裂寸前のストレス。思想はエネルギーに隠れ去り、爆音のような音と突き動かすリズムだけが彼らの表現だったのだ。じゃなければ、あの保守主義全盛の時代を突破していく力は絶対になかっただろう。ビートルズはパンクだった、という言葉はよく聞く。

でも、もっと突っ込んで言えば彼らはパンクというカテゴリーではなく、4人対世界という土俵で戦って勝ったのだ。彼らが世界に従順になったのではなく、世界が彼らについていったという歴史しか今は残っていないから。


今、好きな音楽やアートはまだ時々出てくるし、日本でも音楽はロックがメインストリームになった。だけれども、そのロックミュージシャンも、ビートルズが世界と戦ったロックの意味とはすでに大きく異なっている。完全な商業なのだ、すでに。今はロックは世界と仲良くやっていけるのだ。

今のミュージシャンの多くには、こんなジョージのような顔つきは見れない。
成功した後のビートルズは世界と仲良くなった。でも、仲良くなる前はこんな顔して世界と喧嘩してたのだ。いや、喧嘩を売っていたのだ。

これだもん、今の音楽になにか物足りなさを感じる老化したロックファンが多いのもよくわかる。前にも書いたけれど、矢沢永吉がビートルズに見た光もこのジョージの顔見ればよくわかる。

ジョージの顔、これじゃキャロルだぜ。



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