初期のコンサート

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 ハードデイスナイトの映画などでも見られるけれど、初期のコンサートは楽器のアンプに司会者が使うようなマイクがあるだけ、というシンプルなものだった。

 その映像で必ず登場するのがフロント2名で1本、あるいは3人で1本のマイクで歌う姿。 これが本当は相当難しい。目の前の相手は別のメロディを歌っているわけで、スマップみたいに全員が同じ旋律を歌ってるのとわけが違う。その上ビートルズは演奏しながらそれをやる。

 驚異的な音感と器用さがないと、実はこれは絶対にできない。1本マイクで各人が歌うほうがはるかに楽なのだ。

 サージェントペパーの録音の時、3人が1本のマイクで歌ってるのを録音したジョージマーチンがその当時を振り返り、「こんなの簡単に1本マイクで彼らは歌えた」といってたけれど、そうなのだ、できて当然の連中だったのだ。じゃなければビーコーズはできっこなかった。

 てな理屈をいいながら見るのも楽しいけれど、実は3人が1本マイクで歌ってるのを見るだけで楽しいんだよね。なんたって、連中が一緒にやってんだから。ポールもジョージもリンゴもソロで来日したけれど、1966年の武道館での1本マイクにはやはりかなわなかったかな。



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