サージェントペパーが40周年だということで、また、少し話題になっているようだ。なにかあるたびにこの作品は話題になるから、マチガイなく時代を物語る作品なのだろう。
この作品は、最近は賛否両論あるのだろうか。時々、内容はリボルバーやホワイトが上、だの、いろいろ外野の批評は耐えることない。しかし、それも名作が故の、また、有名であるが故の運命のようにも思える。
先にジェフエメリックというエンジニアが書いた本「ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実」
を読んだ感想を書いたけれど、その本を読むと、本当にこの作品サージェントペパーはあの時代、ビートルズだけが生み出せた作品であることを痛切に感じる。他の誰もこの作品は生み出す力さえなかったし、これだけの時代を泳いでもなお生き残る「古さ」を知らない感性をそこに記録することはできなかった。僕はそう思う。否定されるかもしれないけれど、でも、実際に60年代からずっと今まで、誰もがこの作品を完全に葬り去ることはできなかったわけだ。無謀なストーンズファンあたりになると、サタニックが上だ、なんてまたわけのわからない話すら出るから、そういう話はもうきかないことにしている。馬鹿馬鹿しい。60年代に限らずストーンズ側からのビートルズとの比較はあっても、ビートルズ側からストーンズと比較論はありえないから。
*参考まで僕はストーンズは結構好きな作品もちゃんとあるので誤解のないよう。ただ、なんでもかんでも比較することじゃないし、特にこの作品は比較されるべきじゃないと思っているだけ
ペットサウンドももちろんいい作品だったし、60年代の末には新たな時代を予感させる作品はアビーロードの後、続々と登場してきた。それも時代。
そして、今はサージェントペパーもいろいろと重箱の隅をつつかれる。でも、この作品の凄さは、結局は誰もが認めざるを得ないことじゃないか?否定はすれども結局は作品の価値は認めておくしかない。
僕にとっては、この作品は「音楽の哲学書」のようなものだと思っている。哲学書なんて人気もないし、読みたいときは少ない。けれど、それがないと生きる指針もない。絶対に根底に必要な思想。それが哲学だとすれば、僕にはサージェントペパーこそまさに音楽の基本書なのだ。アイディア、挑戦する姿勢、限界を突き抜けていく才能、永遠を思わせる音像、才能と時代の化学反応と核分裂…そんな爆発するパワーがこの作品には今も残る。
解釈は難しい。哲学書だから。でも、だからこそ、発売当時こそ全く新しいコンセプトの登場に大衆がひざまづいた。僕にとっては、哲学であり、また、アインシュタインが相対性理論で4次元の世界を提示したのと同じように思っている。
だから、この作品は人気はない。難しいから。それでいい。でも死に消え去ることもない。いつまでも人間に音楽が必要であるなら、そこにこの作品が生き残る理由は十分だから。
もし、この作品がなかったら、ポピュラーミュージックの限界を超えていく作業は誰がやったのだろう。それまではロックはウルサイだけで、クラシックは高尚。そんな思想すらある時代、そして、クラシックに限らず、いかなる新たな発想すら受け入れなかった時代。そんな垣根すらあった世界に、どんな姿勢すら容認させる才能がビートルズ以外に誰が持ちえたのだろう。作曲手法の意外性、録音技術の駆使と試み、それらのアイディアはそのまま現代音楽の根幹であり辞書として今も息吹いている。ビートルズはデビューからすべてが斬新だった。その例を挙げるときりがないからやめる。そして、それらの斬新さがひとつの頂点を極めたのがこの作品だと思う。
この作品以降、音楽は限りない挑戦の時代を迎える。ハードロックが登場し、プログレが登場、マイルスはジャズを超えフュージョンを試みる、洪水のように音楽が生産されたていったのもこの作品で「なにをやっても面白い」という自信がミュージシャン達にできたからだ。
今はこの作品は、そういう時代を超えたところで存在している。だから「意味」は相当違っているのだろう。だから評価も違ってくる。それでいい。しかし、歴史の中でサージェントペパーだけが果たした役割は、今までもこれからも、評価は「音楽の哲学書」であるように僕は思っている。
あくまでも僕個人の意見。なので勝手に言うけれど、ビートルズ、そして現代音楽の最高傑作は永遠に「サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド」です。
この作品は、最近は賛否両論あるのだろうか。時々、内容はリボルバーやホワイトが上、だの、いろいろ外野の批評は耐えることない。しかし、それも名作が故の、また、有名であるが故の運命のようにも思える。
先にジェフエメリックというエンジニアが書いた本「ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実」
*参考まで僕はストーンズは結構好きな作品もちゃんとあるので誤解のないよう。ただ、なんでもかんでも比較することじゃないし、特にこの作品は比較されるべきじゃないと思っているだけ
ペットサウンドももちろんいい作品だったし、60年代の末には新たな時代を予感させる作品はアビーロードの後、続々と登場してきた。それも時代。
そして、今はサージェントペパーもいろいろと重箱の隅をつつかれる。でも、この作品の凄さは、結局は誰もが認めざるを得ないことじゃないか?否定はすれども結局は作品の価値は認めておくしかない。
僕にとっては、この作品は「音楽の哲学書」のようなものだと思っている。哲学書なんて人気もないし、読みたいときは少ない。けれど、それがないと生きる指針もない。絶対に根底に必要な思想。それが哲学だとすれば、僕にはサージェントペパーこそまさに音楽の基本書なのだ。アイディア、挑戦する姿勢、限界を突き抜けていく才能、永遠を思わせる音像、才能と時代の化学反応と核分裂…そんな爆発するパワーがこの作品には今も残る。
解釈は難しい。哲学書だから。でも、だからこそ、発売当時こそ全く新しいコンセプトの登場に大衆がひざまづいた。僕にとっては、哲学であり、また、アインシュタインが相対性理論で4次元の世界を提示したのと同じように思っている。
だから、この作品は人気はない。難しいから。それでいい。でも死に消え去ることもない。いつまでも人間に音楽が必要であるなら、そこにこの作品が生き残る理由は十分だから。
もし、この作品がなかったら、ポピュラーミュージックの限界を超えていく作業は誰がやったのだろう。それまではロックはウルサイだけで、クラシックは高尚。そんな思想すらある時代、そして、クラシックに限らず、いかなる新たな発想すら受け入れなかった時代。そんな垣根すらあった世界に、どんな姿勢すら容認させる才能がビートルズ以外に誰が持ちえたのだろう。作曲手法の意外性、録音技術の駆使と試み、それらのアイディアはそのまま現代音楽の根幹であり辞書として今も息吹いている。ビートルズはデビューからすべてが斬新だった。その例を挙げるときりがないからやめる。そして、それらの斬新さがひとつの頂点を極めたのがこの作品だと思う。
この作品以降、音楽は限りない挑戦の時代を迎える。ハードロックが登場し、プログレが登場、マイルスはジャズを超えフュージョンを試みる、洪水のように音楽が生産されたていったのもこの作品で「なにをやっても面白い」という自信がミュージシャン達にできたからだ。
今はこの作品は、そういう時代を超えたところで存在している。だから「意味」は相当違っているのだろう。だから評価も違ってくる。それでいい。しかし、歴史の中でサージェントペパーだけが果たした役割は、今までもこれからも、評価は「音楽の哲学書」であるように僕は思っている。
あくまでも僕個人の意見。なので勝手に言うけれど、ビートルズ、そして現代音楽の最高傑作は永遠に「サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド」です。
この記事へのコメント
思えばビートルズが「サージェント〜」を発表してからというもの、“コンセプトアルバム”が次々に生み出されましたよね。この点でもまさにビートルズは開拓者であったと思います。
このアルバムには当時のほぼ全ての音楽的要素が盛り込まれていますよね。ロック、クラシック、サイケ、アバンギャルド、はたまたサーカスミュージックまで…。「このアルバムを聴けば20世紀の音楽は全てわかる」と言われた事も頷けます。だからこそそんじょそこらにはない、偉大なアルバムだと言える事ができるんでしょうね。
このアルバムには当時のほぼ全ての音楽的要素が盛り込まれていますよね。ロック、クラシック、サイケ、アバンギャルド、はたまたサーカスミュージックまで…。「このアルバムを聴けば20世紀の音楽は全てわかる」と言われた事も頷けます。だからこそそんじょそこらにはない、偉大なアルバムだと言える事ができるんでしょうね。
この作品はやはりあの時代の香りが凄いですね。今、時代は変わったので、それを説明するのは大変です。ただ、本を読んだりあのときの同じ時代の作品を比べてみれば、どれだけこの作品が傑出していたかもわかります。ここまで脳を刺激した作品は本当にそれまでも、また当時もありませんでした。この作品以上、私からすると「あ、これもサージェントの真似じゃん」といいたくなる作品がワンサカでました。まねじゃなくとも、そう見えてしまったのかもしれません。そのくらい、この作品はすべてを変え、すべてを包括した1枚でした。
2007/06/05(火) 01:57 | URL | Cavern #-[ 編集]
このアルバムの最後のA day in the lifeのエンディングの鳴り続けるピアノコードを聞いているとその前年までステージで女性ファン相手に演奏していたグループが何故これほどの進化を遂げたのか、と感慨に襲われます。あのピアノコードの余韻は今でも地球上を覆いつくしているようです。
2007/06/05(火) 12:50 | URL | 間 健治 #-[ 編集]
そうなんでよねえ。わずか1年前は武道館でコンサートやってたわけです!なんという隔絶したイメージ!やっぱりただ仮面かぶってコンサートしてただけであって、本人たちも飽き飽きしてきたのはよくわかります。いつまでも、子供の相手ばかりでは誰でもいやになりますから。武道館コンサートでも、その前にリボルバー録り終えてたのは有名な話で。これも凄いなあ。
2007/06/06(水) 10:17 | URL | Cavern #-[ 編集]
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