ハリウッドボウル。ここも最初のホテルカリフォルニアの旅(1981年)の時に見に行った。なんのことはない、ガラーンとした会場にただ1人突っ立って。しばらくたたずんでいて、頭の中にはアナログ盤でしか発売されていない「ライブアットハリウッドボウル」の曲順どおりにその演奏が再現されてきた。どうしても、そこでコンサートを見たかったからか、そのレコード全部頭の中で終わらないうちには動き出せなかったのを鮮明に覚えている。
歴史はそこでも動いていたわけだ。
どうして、ビートルズだけがあの時代、世界中を熱狂させたのだろう。今となっては、名曲は残っていても、熱狂はすでにない。集団熱病のようなあの現象は、ビートルズ以来、見たことがない。
ビートルズはアイドルでもあったし、ミュージシャンでもあった。そして最後はベールを脱ぎ、カリスマの顔が見え出した。ビートルズに向かって叫んでいた少女達は、そのときはカリスマの顔を知らなかったのだろうか?確かに、知らなかったのかもしれない。しかし、まちがいなく他のタレント達との明白な「違い」を体で感じていたのだろう。それは少女達にはなにかはわからなかったのかもしれないけれど、そのベールに隠れた違いこそが「ビートルズだけがあの時を凌駕し、あの現象を引き起こした」という理由のように思う。でなければ説明が付かない。ルックスのいいタレントでロックンロールを唄うなら誰でもいい、というわけではなかった。
ハリウッドボウルでの演奏は残されたものを聞く限り、絶叫の中でコンサートは終わる。それはアイドルグループの一面も確かにある。だけれども、その録音の裏側には、説明できないほどの大きな才能とエネルギーがまちがいなく潜んでいる。それに圧倒された若い感性が、無条件に反応したということ、それがビートルズの「現象」だった。そう思う。
4年前、ハリウッドボウルを訪れた。2度目だ。そしてそこには今もビートルズの「温度」が残っていた。それはあの当時を知る人の心に永遠に残る熱いままの温度なのだろう。歴史がそこで動いていたのだから。
*間さんのコメントに触発されて書くことにしました。
歴史はそこでも動いていたわけだ。
どうして、ビートルズだけがあの時代、世界中を熱狂させたのだろう。今となっては、名曲は残っていても、熱狂はすでにない。集団熱病のようなあの現象は、ビートルズ以来、見たことがない。
ビートルズはアイドルでもあったし、ミュージシャンでもあった。そして最後はベールを脱ぎ、カリスマの顔が見え出した。ビートルズに向かって叫んでいた少女達は、そのときはカリスマの顔を知らなかったのだろうか?確かに、知らなかったのかもしれない。しかし、まちがいなく他のタレント達との明白な「違い」を体で感じていたのだろう。それは少女達にはなにかはわからなかったのかもしれないけれど、そのベールに隠れた違いこそが「ビートルズだけがあの時を凌駕し、あの現象を引き起こした」という理由のように思う。でなければ説明が付かない。ルックスのいいタレントでロックンロールを唄うなら誰でもいい、というわけではなかった。
ハリウッドボウルでの演奏は残されたものを聞く限り、絶叫の中でコンサートは終わる。それはアイドルグループの一面も確かにある。だけれども、その録音の裏側には、説明できないほどの大きな才能とエネルギーがまちがいなく潜んでいる。それに圧倒された若い感性が、無条件に反応したということ、それがビートルズの「現象」だった。そう思う。
4年前、ハリウッドボウルを訪れた。2度目だ。そしてそこには今もビートルズの「温度」が残っていた。それはあの当時を知る人の心に永遠に残る熱いままの温度なのだろう。歴史がそこで動いていたのだから。
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