ビートルズの影響で趣味から思考回路まで一変した著者が日々の出来事と彼らとの接点を綴ります。できるだけ様々なアングルで書きたいと思います。

最近、日本との仕事も多くなってきた。よく思うのだけれど、これだけ日本という国が外国で知られるようになったのも驚きだ。子供のころは、本当に世界の人は日本という国の知識などはほとんどなく、興味もなく、正直言えば黄色いサル程度のイメージだったとしか思えない。

でも、今はアニメ、ファッション、食、映画、音楽までもすごいスピードで拡散しているようだ。フランスでのアニメ熱は異常だし、あまり知られていないけれどロシアの日本への憧れにも似た尊敬はロシア人から聞く限りは爆発的な勢いのようだ。クールジャパンというらしいけれど、日本がカッコよく思われている一面があるらしい。過去をしる人間としては驚きでしかない。

文化輸入国という立場でしかなかったし、それしか知らない育ちかたをした自分としては、この文化輸出現象は信じられないくらい。


でも、不思議と文化が輸出されて喜ばれるって言うのは、日本のトヨタやソニーが受け入れられているということよりはるかに胸躍る。なにか、われわれの心が理解されているようで、やたら喜んでしまうのだ。本当にかつては想像すらできなかったことだ。

1960年代、リバプールという世界の片田舎であの現象が起きたとき、おそらくリバプールは驚きと喜びに出会ったのだろう。その気持ちもなぜか今少し理解できる。世界の人は、ビートルズを通してリバプールの心までも知ったのかもしれない。リバプールに行くといまだに市民はビートルズを誇りに思っている。でも、誇りを持ってもなんら誇大な妄想でもないし、こちらは拍手すら送れる。

良い文化交流とは最高のコミュニケーションを生み出すということか。


日本経済が強力で世界を席巻しても、誇りをもったりするまではできなかった。むしろ、世界では日本の製品を排斥する運動まで起きてはジャパンバッシングだった。今、日本文化が輸出されてもバッシングはほとんど起きていない。むりろさらに多くのファンを生み出している。

これに誇りももてるようになるなら、日本の文化も一人歩きできるようになったということか。